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2015年5月「菜の花に関する商標・商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは電車に関する写真から。5月の写真は、JR九州指宿枕崎線を走る快速列車「なのはな」(鹿児島県)です。この列車は鹿児島中央駅(鹿児島県鹿児島市)-山川駅(鹿児島県指宿市)間で運行されており、現在は朝夕各1本~3本でダイヤが組まれているようです。指宿枕崎線を走る列車としては、特急「指宿のたまて箱」もありますが、お急ぎでなければ、まさに「菜の花」のように黄色でカラーリングされた、この快速「なのはな」に乗って旅するのも乙なものだと思います。

ここからは商標のお話です。「菜の花」は商標登録されているでしょうか?
答えはYES。菓子やお酒といった定番の飲食物からせっけんのような商品まで、いろいろな商品について商標登録されています。ちなみに、鉄道関連のサービスについては、JR東日本が「なのはな」を商標登録しています(登録第3007653号)。JR東日本が商標権者となっているのは、この商標が登録された1994年当時、JR東日本の鉄道車両の愛称だったからと思われます。JR九州の快速列車「なのはな」も同時期に運行が開始されているはずですが、ひょっとしたら、同じJRグループということで、ライセンス関係にあるのかもしれませんね。

続いて、今月10日は母の日ですね。母の日の花といえば、カーネーションを思い浮かべると思いますが、上で出てきた快速列車「なのはな」にちなみ、「菜の花」に関する商品を取り上げたいと思います。「菜の花」は商標の世界でどのように分類されているか? 花、生花の花輪、造花といった、花に直接関係のあるものは容易に想像がつくでしょう。「菜の花」で他に挙がる商品としては、食品ではないでしょうか? 対応する具体的な食品としては、野菜が挙がりますが、野菜は、生の野菜、冷凍野菜、おひたしや漬物を含む加工野菜に分かれますので、商品を指定する際はよく確認することが必要です。

このように、どのようなものが関連するのか広くとらえて、商品やサービスは、慎重に選びましょう!

2015年4月「はなまつりという商標」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは電車に関する写真から。4月の写真は、とさでん交通(高知県高知市)の「910形」車両です。とさでん交通は、2014年10月1日に土佐電気鉄道・高知県交通・土佐電ドリームサービスの3社が経営統合した会社で、土佐電気鉄道の名称になじみがある方も多いと思います。現在は、伊野線、後免線、桟橋線の3路線で運行されているようです。「910形」は、洋風の車両と思ったらそのはずで、ポルトガルのリスボン市電で走っていた車両だそうです。このほかにも、オーストリアやノルウェーといった、ヨーロッパの市電で走っていた車両も乗車することができます。

ここからは商標のお話です。「とさでん交通」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。会社名に関してはまだ商標登録されていないようです。もっとも、とさでん交通が発行しているICカードの名称「ですか」は商標登録されており(商標登録第第5225672号)、今後も商標登録されたものが出てくるかもしれませんね。

続いて、今月8日は「はなまつり」といわれる、釈迦の誕生を祝う仏教行事が行われる日になります。それにちなみ、「はなまつり」に関する商標がどのような分野に登録されているか、紹介したいと思います。まず思い浮かぶのは、菓子やお酒といった、飲食関連の分野ですが、化学品、化粧品、薬剤、文房具、おもちゃのような分野にも商標登録されています。そのほかにも、ろうそく、眼鏡、お守りといった、ピンポイント的な分野に登録されているケースが多いのも、この商標を選択して商売をされる事業者の特徴といえそうです。

商標は「あきないのしるし」ですので、商売で使用する場合、特にブランド名として使用する場合は確認し、可能であれば登録も検討しましょう!

2015年3月「二十四節気の文字からなる商標」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは電車に関する写真から。3月の写真は「サンライズ出雲」(JR寝台特急)です。「サンライズ出雲」は東京駅-出雲市駅間を結んでおり、東京駅-高松駅間を結ぶ「サンライズ瀬戸」と東京駅-岡山駅間は連結して運行されています。14日のダイヤ改正で、JR寝台特急の「北斗星」が臨時運行になるため、定期運行されるJR寝台特急としては唯一のものになるようです。いわゆるブルートレインではありませんが、二階建て車両の二階個室から見る星空は一見の価値があると思います。

ここからは商標のお話です。「サンライズ出雲」に関連する商標登録されているでしょうか?

答えはYES。JR西日本とJR東海との共同で「サンライズ」の文字が輸送の分野に商標登録されています(商標登録第3035713号)。

続いて、今月は21日の春分の日にちなみ、二十四節気の文字からなる商標を紹介します。調べてみると、「春分」の文字からなる商標は、ある和菓子屋さんによって菓子の分野に登録されています。この和菓子屋さんは、二十四節気の文字のすべてについて、商標登録にチャレンジしたようです。文字を足したりしながら、「大寒」、「小寒」、「冬至」、「大雪」、「小雪」、「立冬」、「霜降」、「寒露」、「秋分」、「白露」、「処暑」、「立秋」、「大暑」、「小暑」、「夏至」、「芒種」、「小満」、「立夏」、「穀雨」、「清明」、「春分」、「啓蟄」、「雨水」までは登録できましたが、「立春」だけは別の和菓子屋さんがすでに登録していますので、権利移転で対応するしか手段はないでしょう。既存の言葉からなる商標の登録の難しさを物語っていると思います。なお、先月のバレンタインと同様、菓子の分野で商標登録されていても、「春分の日用菓子」のような一般的な使用ができないというわけではありません。

商標は「あきないのしるし」ですので、商売で使用する場合、特にブランド名として使用する場合は確認し、可能であれば登録も検討しましょう!

2015年2月「バレンタインという商標」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは電車に関する写真から。2月の写真は「一畑電車」(島根県)です。一畑電車は、電鉄出雲市(でんてついずもし)-松江しんじ湖温泉(まつえしんじこおんせん)間、約20の駅を結ぶ鉄道になります。路線名としては、松江しんじ湖温泉の旧駅名が北松江であったことから北松江線と呼ばれています。また、電鉄出雲市駅から4つ目の駅である川跡(かわと)から、出雲大社前(いずもたいしゃまえ)まで伸びる路線があり、大社線と呼ばれています。1990年に国鉄大社線が廃止になって以来、出雲大社までの電車によるアクセスは、この一畑電車が担っているといえます。また、出雲市から松江市へ電車で移動する場合、宍道湖の南側を走るJR西日本の山陰本線を利用することも考えられますが、宍道湖の北側を走る一畑電車も利用してみる価値はあると思います。

ここからは商標のお話です。「一畑電車」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。グループ会社の一畑百貨店名義での商標登録は存在しますが、「一畑電車」自体は何らかの事情で現在は登録されていないようです。

続いて、今月は14日のバレンタインの日にちなみ、「バレンタイン」や「VALENTINE」の文字からなる商標がどのような分野に登録されているか、紹介したいと思います。まず思い浮かぶのは、菓子の分野ですが、菓子以外の食品、化粧品、眼鏡、アクセサリー、あるいは被服、といったプレゼントになりそうな商品の分野で商標登録されているケースが多いようです。もっとも、商標の世界は複雑で、商標登録されていても、「バレンタインデー用プレゼント」や「今日はVALENTINE’S DAY」のような一般的な使用ができないというわけではありません。

商標は「あきないのしるし」ですので、商売で使用する場合、特にブランド名として使用する場合は確認し、可能であれば登録も検討しましょう!

2015年1月「成人式に関連するサービス」

明けましておめでとうございます! 商標専門弁理士の長坂です。

今年は電車をテーマに「今月の写真」として紹介したいと思います。1月の写真は「江ノ電」(神奈川県)です。「江ノ電」の駅としては、鎌倉(かまくら)を出発し、和田塚(わだづか)-由比ヶ浜(ゆいがはま)-長谷(はせ)-極楽寺(ごくらくじ)-稲村ヶ崎(いなむらがさき)-七里ヶ浜(しちりがはま)-鎌倉高校駅前(かまくらこうこうまえ)-腰越(こしごえ)-江ノ島(えのしま)-湘南海岸公園(しょうなんかいがんこうえん)-鵠沼(くげぬま)-柳小路(やなぎこうじ)-石上(いしがみ)を経て藤沢(ふじさわ)に至ります。

歴史的な観点からいくつかの駅に注目すれば、鎌倉駅には、鎌倉時代に現在の場所へ移転した鶴岡八幡宮があります。和田塚駅には、鎌倉幕府の主要な組織である侍所・政所・問注所のうち、侍所の初代別当だった「和田義盛」の墓といわれる和田塚があります。長谷駅には、いつごろに創立したかはっきりしませんが、「鎌倉大仏」で有名な高徳院があります。腰越駅には、源義経が「腰越状」を作成したとされる満福寺があります。江ノ島駅には、元寇時に日蓮宗開祖である「日蓮」が処刑されそうになった龍口刑場の跡地に創立されたという龍口寺があります。江ノ電に乗車しながら、歴史に思いをはせてみてはいかがでしょうか?

ここからは商標のお話です。「江ノ電」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。輸送等の分野で登録されています(登録第3083738号等)。

続いて、今年も商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「成人式」にスポットをあててみます。「成人式」も昨年に取り上げた「七五三」と同様、「冠婚葬祭」に関するサービスの分類がまず浮かびますが、それだけではありません。「着付け」、「写真撮影」、「会食」に加え、「交流会」を含む「イベント」関連の分類も関連することになるでしょう。もちろん、どこまでサービスを展開するか、具体的に分析することが大切です。

このように、どのようなものが関連するのか広くとらえて、商品やサービスは、慎重に選びましょう!

2014年12月「クリスマスに関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「大洲城」(愛媛県大洲市)です。大洲市は、愛媛県の南部にあり、「伊予の小京都」とも呼ばれています。また、この都市には、今年のノーベル賞受賞者の中村修二氏も一時期住んでいたようです。

愛媛県にあるお城としては、今まで松山城と宇和島城とを紹介してきましたが、「大洲城」はこれらの間に位置しています。もっとも、このお城の天守は、松山城や宇和島城のように現存天守でなく、復元されたものです。そのため、攻めづらくすべく急な階段が多い現存天守とは異なり、比較的見学しやすい構造になっています。とはいえ、残っていた模型に基づき、建築基準法の特例によって木造での復元を果たしたその姿は、一見の価値があります。あわせて城下町らしい町並みやドラマのロケ地にもなった土蔵群を散策するのもおすすめです。

ここからは商標のお話です。「大洲城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。現在は商標登録されていないようです。ちなみに、「大洲藩六万石」という日本酒を指定した商標は登録されています(登録第4787882号)。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。前半と関係はありませんが、12月ですので、「クリスマスに関連する商品」を取り上げます。「クリスマス」といえば、「クリスマスツリー」を浮かべる方も多いと思います。その「クリスマスツリー」ついて、商標の世界では、大小にかかわらず、本物の木を用いたものは「木」、そうでないものは「おもちゃ」に分類されます。ちなみに、クリスマスツリーの装飾品も「おもちゃ」に分類されるのが原則ですが、個別に分類されるものもあります。例えば、クリスマス用キャンドル、クリスマス用ランプ、クリスマス用カード、クリスマス用キャンディーは、それぞれ、「ろうそく」、「照明器具」、「文房具類」、「菓子」に分類されますので、要注意です。

このように、どのようなものが関連するのか広くとらえて、商品やサービスは、慎重に選びましょう!

2014年11月「七五三に関連するサービス」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「湊川神社」(兵庫県神戸市)です。「湊川」と聞いて「楠木正成」終焉の地を思い浮かべる方は、かなりの歴史通だと思いますが、この「湊川神社」はその「楠木正成」を祭る神社です。そのため、「楠公(なんこう)さん」とも呼ばれています。最寄り駅は、「湊川駅」ではなく、2駅隣の「高速神戸駅」になります。これらの駅は、神戸市と阪急・阪神・山陽・神鉄の各私鉄とが設立した第三セクターの駅でしたが、阪急・阪神の経営統合をきっかけに各私鉄の管理になっているようです。その他、JR「神戸駅」、神戸市営地下鉄「ハーバーランド駅」「大倉山駅」といった駅も最寄り駅になります。

写真は、正門である表門を撮影したもので、この奥をまっすぐ行くと、社殿があります。

ここからは商標のお話です。「湊川神社」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。現在は特に商標登録されていないようです。ちなみに、「湊川神社」の表門の前に店舗があることを示す、「楠公正門前」を含む商標は登録されています。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。前半で紹介した「湊川神社」でもこの時期に受け付けている、「七五三参り」にちなみ、今回は「七五三に関連するサービス」を取り上げます。「七五三」といえば、「冠婚葬祭」に関するサービスの分類がまず浮かびますが、それだけではありません。「七五三」に合わせ、「着付け」、「写真撮影」、「会食」も行われますので、それぞれの分類も関連します。特に「会食」は、単なる「レストラン」なのか、「宴会場」なのかで分類が変わりますので、要注意です。

このように、どのようなものが関連するのか広くとらえて、商品やサービスは、慎重に選びましょう!
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2014年10月「駅伝に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「出雲大社」(島根県出雲市)です。昨年、平成の大遷宮として本殿遷座祭が行われたところです。ちなみに、昨年は伊勢神宮でも式年遷宮として正遷宮が行われ、話題になりました。「出雲大社」は、一般的に「いずもたいしゃ」と読まれていますが、「出雲大社」のウェブサイト(http://www.izumooyashiro.or.jp/)によれば、「いづもおおやしろ」と読むのが正式のようです。

写真は、勢溜(せいだまり)の正面鳥居を撮影したものです。ちょうど10月に行われる出雲全日本大学選抜駅伝競走(通称:出雲駅伝)のスタート地点でもあります。この「出雲大社」へは、JR出雲市駅からバスで向かうルートや、JR出雲市駅で私鉄の一畑電車に乗り換えて出雲大社前駅から徒歩で向かうルート等があります。ちなみに、出雲大社前駅の駅舎は洋風建築ですが、JR出雲市駅は「出雲大社」風建築になっています。

ここからは商標のお話です。「出雲大社」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。現在は商標登録されていないようです。ちなみに、「出雲大社」を含む商標は登録されていますが、地名として含まれているだけで、「出雲大社」自体を商標登録しているわけでないと思われます。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、前半に登場した「出雲駅伝」にちなみ、「駅伝に関連する商品」を取り上げます。「駅伝」にかかせないものといえば、「たすき」ですが、商標の世界では、明確な分類は存在しません。大辞泉によれば、「たすき」の意味は、「一方の肩から他方の腰のあたりに斜めにかける、輪にした細長いひも」となっています。そうすると、「ひも」と同じ分類のように思えますが、「ゼッケン」と同じ分類と考えた方がよさそうです。ちなみに、ユニフォームは、レプリカなのか、そうでないのかで、異なる分類になります。

見た目で判断すると、分類から間違える可能性がありますので、商品やサービスは、慎重に選びましょう!
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2014年08月「登山に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「八坂神社」(京都府京都市)です。読み方は「やさかじんじゃ」で、もともとは「祇園神社」(ぎおんじんじゃ)と呼ばれていたようです。もうお気づきだと思いますが、「八坂神社」で行われる祭礼が、有名な「祇園祭」なのです。

写真は、そのときを撮影したもので、さすが日本三大祭の一つ(ほかは、大阪天満宮の「天神祭」、神田明神の「神田祭」といわれています)といった賑わいです。「八坂神社」は創建から1300年以上が経過していますが、この「祇園祭」も1000年以上の歴史があるそうです。ちなみに、写真の「楼門」も建造されてから500年以上の重要文化財です。「祇園祭」が行われるのは毎年7月ですが、それ以外の時期でもゆっくり参拝したいと思わせる神社ですね。

ここからは商標のお話です。「祇園祭」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。ビールや織物の分野で商標登録されています(第2646198号、第4088868号)。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、2016年から8月11日が「山の日」として祝日になることから、「登山に関連する商品」を取り上げます。「登山」といえば、「リュックサック」、「登山靴」、「カラビナ」、「ピッケル」、「スリーピングバッグ」、「コッフェル」、「テント」、「ハーネス」等、いろいろな「登山用具」が思い浮かびますね。ところが、商標の世界では、「登山用具」なる分類はありません。先ほど挙げた、「リュックサック」、「登山靴」、「カラビナ」、「ピッケル」、「スリーピングバッグ」、「コッフェル」、「テント」、「ハーネス」は、それぞれ性質等に応じて8つの分類別々にわかれます。このように、「登山に関連する商品」は多くの分類が考えられますので、商標登録の際は正確な分類を探すことが不可欠といえます。

商品やサービスは、その性質等を踏まえて慎重に選びましょう!
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2014年07月「七夕に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「榛名神社」(群馬県高崎市)です。伊香保温泉の近くにあるこの神社は、一説によれば、1400年以上前に創建されたようです。社殿も200年以上前に建造されたものが現存しており、歴史を感じることができます。ここは数多くのパワースポットが存在しており、中でも本社・幣殿・拝殿とつながっている御姿岩(みすがたいわ)は思わず手を合わせたくなります。

写真がそれで、どのような構造か、微妙なバランスを保っており、実際に見れば圧倒されることでしょう。三大うどんの一つともいわれる「水沢うどん」も、この近くの水澤観音でいただくことができます。

ここからは商標のお話です。「水沢うどん」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。現在であれば組合の地域団体商標として登録された性質のものかと思いますが、地元企業14社共同で商標登録されています(第2564665号、第4092230号)。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「七夕に関連する商品」です。「七夕」といえば、「笹」、「短冊」、あるいは「花火」思い浮かべる方もいらっしゃるかと思います。「笹」については、必ずしも明確ではありませんが、例えば飾りとしての「笹」であれば「葬祭用具」、菓子等を包むものとしての「笹」であれば「かご」と同じ分類と考えられます。「短冊」については、一般的には「文房具」に分類されますが、あくまでも飾りととらえれば「葬祭用具」に分類されるとも考えられます。「花火」については、祭りで見られる大掛かりなものは「火薬」と同じ分類ですが、スーパ―マーケット等で購入できる小さいものは「おもちゃ」と同じ分類になります。

正確な分類にたどり着くには、商品やサービスの性質等も踏まえて確認する必要があります。商品やサービスは慎重に選びましょう!
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2014年06月「花に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「上田城」(長野県上田市)です。個人的に上田城といえば、真田氏、特に真田昌幸・真田幸村親子の居城というイメージがあります。

この城に天守閣があったかは明らかではなく、写真の「西櫓」が現存する天守閣といえるかもしれません。ちなみに、櫓としては、「西櫓」のほか、復元された「北櫓」と「南櫓」があります。「西櫓」の入り口は閉鎖されていますが、その入り口に近づくには、「上田城址公園」の東側、「北櫓」と「南櫓」に挟まれた「東虎口櫓門」から「真田神社」と「真田井戸」を経て向かうルートが分かりやすいです。

ここからは商標のお話です。「上田城」は商標登録されているでしょうか?
答えはNO。もっとも、「上田城」の文字を含む商標は、飲食料品を中心に、地方自治体である「上田市」、あるいは地元企業によって登録されています。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「花に関連する商品」です。先月の「母の日」、今月の「父の日」と、これらの日にプレゼントとしてカーネーションやバラのような花を選ぶ方もいらっしゃるかと思います。花に関連する商品を商標の世界で見てみると、複数の分類にわたっています。まずは、「生花」か「造花」に分けられます。「生花」については、「花輪」とそれ以外の「花」に分けられます。ちなみに、「ドライフラワー」や「プザーブドフラワー」も「生花」と同じ分類に含まれます。また、「造花」については、「花輪」かそうでないかの区別はありません。ここにいう「花輪」は表彰用や慶弔用のものを意味しますので、装飾用の花輪は「花輪」に含まれない可能性があります。正確な分類にたどり着くには、実際にどのようなものなのかしっかり確認する必要があることに要注意です。

商品やサービスは慎重に選びましょう!
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2014年05月「端午の節句に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「修禅寺」(静岡県伊豆市)です。このお寺の読み方は、諸説ありますが、「しゅぜんじ」が正しい読み方のようです。個人的に歴史好きですので、「修禅寺」と言えば、源頼家(源頼朝の子、鎌倉幕府二代将軍)が幽閉されていたことを思い浮かべますが、現在は修善寺温泉街の中心をなすお寺で、そのような場所だったとは思えないところです。近くには竹林の小径 (ちくりんのこみち)という、竹が生い茂った遊歩道もあり、ゆっくりと散策を楽しめます。

写真は、「修禅寺」の本堂を撮影したものです。この本堂は明治時代に再建されたようですが、お寺としては1200年以上の歴史があります。

ここからは商標のお話です。「修禅寺」は商標登録されているでしょうか?
答えはNO。もっとも、地名である「修善寺」に関しては、商品名の一部や施設名の一部に「修善寺」を含む商標として、何件か登録例を見つけることができます。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「端午の節句に関連する商品」です。「こいのぼり」、「五月人形」、「柏餅」、「ちまき」の4つを挙げてみました。まず、「こいのぼり」については、語尾が「幟(のぼり)」であり、竿につけるものですので、「旗」と同じ分野も考えられますが、「おもちゃ」の分野になります。ちなみに、「旗」も紙製かそうでないかで分野が分かれます。「五月人形」についても、「こいのぼり」と同じく「おもちゃ」の分野になります。また、「柏餅」については、食品の中でも「菓子」の分野になります。「ちまき」についても、「菓子」の分野になりそうですが、同じ「ちまき」でも「中華ちまき」のようなものであれば、「ぎょうざ」や「しゅうまい」と同じ分野になるでしょう。ところで、「厄除けちまき」はご存知でしょうか? 「厄除けちまき」は「ちまき」の形をしていますが、一般的には食品でなくお守りですので、「おみくじ」と同じ分野になります。

このように、いろいろな商品やサービスが挙がりますので、商品やサービスは慎重に選びましょう!
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2014年04月「桜に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「四柱神社」(長野県松本市)です。この神社は、天之御中主神・高皇産霊神・神皇産霊神・天照大神の四柱の大神を祭っていることから、その名が付いています。「しちゅうじんじゃ」とか「よつばしらじんじゃ」とか読んでしまいそうですが、正式な読み方は「よはしらじんじゃ」です。

写真のように、大きな鳥居が特徴的な神社で、場所としては、松本城の南に位置しています。写真でも後方の建物がなければ、松本城の天守閣が見えたかもしれません。城全般にいえることですが、城の周囲には神社仏閣が多く存在しています。松本城の場合、この四柱神社のほか、松本神社、稲荷神社、鎮神社、安立寺等、無数の神社仏閣を訪れることができます。

ここからは商標のお話です。「四柱神社」は商標登録されているでしょうか?
答えはNO。「四柱之大神」という商標の登録時に、四柱神社が異議を申し立てたという記録は残っていますが、四柱神社自身は商標登録されていないようです。ちなみに、「~稲荷神社」といった「稲荷神社」を含む商標は登録例があります。いずれにしても、1月でも述べたように、神社はもともと商売をしているわけではないので、商標登録の数は比較的少ないといえます。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「桜に関連する商品」です。「桜」そのものは、「木」、「ドライフラワー」、「苗」、「苗木」、「花」、「盆栽」といった状態に応じて植物の区分に分類されます。一方、花を使用した「ふりかけ」や葉を使用した「桜餅」のようなものは、食品の区分に分類されます。また、商品でなくサービス、例えば「花見」のようなものは、イベントの区分に分類されます。その他にも、見方によっていろいろな商品やサービスが挙がります。

実際に何をするのか、じっくり検討した上で商品やサービスを選びましょう!
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2014年03月「ひな祭りに関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「小田原城」(神奈川県小田原市)です。現存天守のある12か所のお城は過去にご紹介したとおりで、この「小田原城」に現存天守はありません。

もちろん、写真のとおり、天守はあります。このような近現代に建造された天守は、木造復元天守、外観復元天守、復興天守、模擬天守、天守閣風建造物、と分類されるようで、「小田原城」の天守は、外観復元天守といわれています。鉄筋コンクリート造りであるものの、外観がほぼ復元されているということが、その理由です。もっとも、厳密には、最上階の造りが当時と異なるとして、復興天守ではないかという意見もあるようです。

ここからは商標のお話です。「小田原城」は商標登録されているでしょうか?
答えはYES。お酒に関連する商品に登録されていたり(第2234051号)、かまぼこに関連する商品に登録されていたり(第4354984号)、特産品の分野に登録されているといえます。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「ひな祭りに関連する商品」です。具体的には、「ひな人形」、「ひなあられ」、「菱餅」がどの区分に分類されるのか考えます。まず、「ひな人形」は、「人形」の区分があり、これに分類されるというのは分かりやすいと思います。同様に、「ひなあられ」や「菱餅」も、「あられ」を含む「菓子」の区分や「餅」の区分は存在します。もっとも、「ひな人形」の関連商品はすべて一括りに分類されますので、この点も含めて確認する必要があります。思うに、「ひなあられ」は、「ひな人形」とセットで取引されているわけでなく、「菓子」の区分に分類されると考えて差し支えないでしょう。「菱餅」は、「ひな人形」とともに飾られていることが多いように思いますが、「菓子」として取引されているようですので、「ひな人形」でも「餅」でもなく、「菓子」の区分に分類されると考えた方がよさそうですね。

このように、商品やサービスについてはよく確認した上で選びましょう!
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2014年02月「節分に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今月は「鶴岡八幡宮」(神奈川県鎌倉市)です。「鶴岡八幡宮」は、石清水八幡宮や宇佐神宮と並んで「三大八幡」と呼ばれることもあり、神奈川県内では川崎大師とともに初詣参拝者の多い寺社です。「鶴岡八幡宮」と言えば、大銀杏がシンボルでしたが、4年ほど前に強風で倒れてしまいましたので、現在は残念ながら見られません。

2月(二の鳥居)写真は、鎌倉駅から若宮大路に出たところにある鳥居です。この鳥居は「二の鳥居」といい、文字通り二番目の鳥居です。「二の鳥居」から一段高い歩道がありますので、一番目の鳥居である「一の鳥居」と勘違いされるかもしれません。「一の鳥居」は「鶴岡八幡宮」とは反対方向をさらに10分ほど歩いたところにあります。ちなみに、鳥居は「三の鳥居」まであり、「鶴岡八幡宮」の境内入り口にある鳥居がそれです。

ここからは商標のお話です。「一の鳥居」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。「コーヒー豆,穀物の加工品,ぎょうざ,サンドイッチ,しゅうまい,すし,たこ焼き,肉まんじゅう,ハンバーガー,ピザ,べんとう,ホットドッグ,ミートパイ,ラビオリ」等、食品関係の商品に登録されています。

続いて、商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「節分に関連する商品」をいくつか挙げてみます。例えば、「いり豆」、「鬼の面」、「ます」は、どの区分に分類されると思いますか? まず、「いり豆」から。「豆」の区分もあるのですが、「菓子」の区分に分類されます。次に、「鬼の面」については「おもちゃ」の区分に分類されます。これは何となく理解できるのではないかと思います。そして、「ます」については「温度計」や「巻尺」の区分に分類されます。確かに「ます」は計量器ですが、節分で使用される「ます」も、日本酒を飲むための「ます」も、一緒に分類されているようです。もっとも、「ます」に関する商標は「食器類」の区分もおさえておいた方がいいかもしれませんね。

商品やサービスについてはよく検討した上で選びましょう!
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2014年01月「正月飾りに関連する商品」

明けましておめでとうございます! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。今年は神社を中心に紹介したいと思います。1月は「生田神社」(兵庫県神戸市)です。「生田神社」は、地元出身の某有名人同士が結婚式を挙げたことでも脚光を浴びたことがありますが、もともと縁結びにご利益のある神社として知られています。

生田神社兵庫県内での初詣参拝客が一番多く、例年150万人ほどの方が参拝されるようです。まさに、写真に見られるような感じです。また、「生田神社」は、勝利の神が祭られており、プロスポーツ選手も参拝するということですので、参拝客の中にそのような方も紛れており、意外な出会いがあるかもしれませんね。

ここからは商標のお話です。「生田神社」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。神社関係の商標は、200件ほど登録されていますが、もともと商売をしているわけではないので、比較的少ないといえます。

続いて、今年も商標登録の際に指定することが必要な商品やサービスを紹介したいと思います。今回は、「正月飾り」にスポットをあててみます。「正月飾り」といえば、何を思い浮かべるでしょうか? 「松飾り」、「注連飾り」、「注連縄」、「門松」のようなものから、「破魔矢」あるいは「鏡餅」を挙げる方もいらっしゃるかもしれませんね。商標の世界では、「松飾り」、「注連飾り」、「注連縄」、「門松」を、「仏壇」をはじめとする「葬祭用具」の区分に分類しています。また、「破魔矢」については「お守り、おみくじ」の区分に分類されており、これは分かりやすいと思います。「鏡餅」については「そばの麺」をはじめとする「穀物の加工品」の区分に分類されています。「年越しそばの麺」と「鏡餅」は同じ区分に分類されると考えれば、覚えやすいかもしれませんね。

いずれにしても、商品やサービスを間違えて商標登録してしまうと、有効な権利を取得したことになりませんので、気をつけましょう!
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2013年12月「鹿児島に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。12月は「鹿児島中央駅」(鹿児島県鹿児島市)です。「鹿児島中央駅」は、鹿児島市の中心駅であり、九州新幹線をはじめとして多くの列車の発着駅でもあります。

鹿児島中央駅『鹿児島市の玄関口・鹿児島中央駅へ降り立つと、江戸時代の末期に国禁を犯して海外留学を果たし、日本の近代化のために尽力した薩摩藩の青年藩士17人の銅像「若き薩摩の群像」が観光客を出迎えてくれます。』と、鹿児島市ホームページに掲載されているように、写真の「若き薩摩の群像」が印象的です。私が知っていたのは、初代文部大臣の森有礼だけでしたが、いずれの方も多方面で活躍されたようです。留学当時は10代から30代だったそうですので、アラフォーですが、30代の私も奮い立たせられます。桜島の火山灰もすごいですが、おいしい食べ物とお酒が楽しめるところです。

ここからは商標のお話です。「桜島」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。実際に登録されているものは旧字体ですが、お酒の分野で、地元企業が登録しています(第418184号)。

今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にでてきた「鹿児島中央駅」にちなみ、鹿児島に関連する商品を取り上げたいと思います。鹿児島に関連する商品といえば、「さつまいも」、「桜島大根」、「さつまあげ」、「焼酎」、「黒豚」、「ボンタン飴」、「白くま」、「薩摩切子」、「大島紬」等、いろいろ挙がるかと思います。これらについて、商標の世界では、「さつまいも」や「桜島大根」は「野菜」の分野、「さつまあげ」は「加工水産物」の分野、「焼酎」は「お酒」の分野、「黒豚」は「食肉」の分野、「ボンタン飴」は「菓子」の分野、「薩摩切子」は「ガラス製品」の分野、「大島紬」は「織物」の分野というように、一般的には分類されます。もっとも、ケースバイケースで別の分野に分類されるものもあるので、要注意です。

商品やサービスは、その性質によって適切な分野を選ぶ必要があり、気をつけましょう!
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2013年11月「京都に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。11月は「平安神宮」(京都府京都市)です。「平安神宮」は、平安遷都1100年を記念して1895年(明治28年)に創建された神社のようです。その建物は、平安京の建物を復元したものが多く、例えば写真の正門もそうです。

平安神宮写真の正門は、「応天門」を模したもので、空海が門の額を書き損じたという故事に由来することわざ「弘法にも筆の誤り」や平安時代に藤原氏の権勢が増すきっかけとなった事件「応天門の変」の舞台として、思いを馳せる方もいらっしゃると思います。「平安神宮」は、「京都御所」の東、「祇園」の北に位置し、京都の一スポットにすぎません。京都にはぜひ長期滞在して巡りたいものですね。

ここからは商標のお話です。「応天門」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。実際に登録されているものは旧字体ですが、菓子の分野で、地元企業が登録しています(第428896号)。

今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にでてきた「平安神宮」にちなみ、京都に関連する商品を取り上げたいと思います。京都に関連する商品といっても、無数にありますので、特に「京」の文字から始まる商品に絞ってみます。辞書で探してみると、「京扇」、「京菓子」、「京格子」、「京小袖」、「京人形」、「京野菜」等、いろいろなものが見つかります。商標の世界では、「京扇」は「扇子」の分野、「京菓子」は「菓子」の分野、「京格子」は「建材」の分野、「京小袖」は「和服」の分野、「京人形」は「人形」の分野、「京野菜」は「野菜」の分野というように、一般的には分類されますが、場合によっては別の分野に分類されることもあるので、要注意です。

商品やサービスは、その性質によって適切な分野を選ばなければなりませんので、気をつけましょう!
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2013年10月「窓に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。10月は「小田原」(神奈川県小田原市)です。「小田原」といえば、「小田原城」、「蒲鉾」、最近は「小田原おでん」でしょう。「小田原おでん」は、蒲鉾店をはじめとする地元商店が考案したオリジナルの種が特徴で、2004年より毎年開催の「小田原おでんサミット」における「おでん種コンテスト」での入賞作品も加え、30以上の種が商品化されています。

小田原ういろう写真は、城のような建物ですが、菓子として知られる「ういろう」の本店を撮影したものです。ここは、箱根駅伝の小田原中継所前であり、テレビ等でご覧になったことがあると思います。その本店に、菓子店と思って中に入ると、少し面喰うかもしれません。「外郎博物館」が併設されていることもありますが、菓子の「ういろう」だけでなく、薬の「ういろう」もあるからです。どうやら、元来「ういろう」と呼ばれる薬を取り扱っていたところ、接待で考案した菓子が「お菓子のういろう」として評判になったため、両方とも取り扱うようになったようです。

ここからは商標のお話です。「ういろう」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。薬剤の分野で、漢字表記の「外郎」が株式会社ういろう名義で登録されています(第5318353号)。ちなみに、菓子の分野では、「ういろう」が菓子の一般名称とされているため、「ういろう」だけでは登録できません。図案化したり他の言葉を加えたりすることで特徴を出した、「ういろう」関係の商標が、様々な権利者名義で30以上登録されています。

今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にでてきた「ういろう」の本店にもある、「窓」を取り上げたいと思います。商標の世界で、単に「窓」というと「金属製品」になり、「金属製品」でない「窓」としては「プラスチック製品」や「木製品」が想定されています。「窓枠」が木製で、取っ手が金属製という「窓」はどう分類すべきか問題となりそうですが、ケースバイケースですので、専門家に相談されることをお勧めします。

このように、商品やサービスは分類しにくい場合があり、気をつけましょう!
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2013年09月「柱に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。9月は「日光東照宮」(栃木県日光市)です。「日光二荒山神社」、「日光山輪王寺」とともに「日光の社寺」として世界遺産にも登録されています。「日光東照宮」といえば、「見ざる、言わざる、聞かざる」で有名な「三猿」、伝説の彫刻職人「左甚五郎」の作という「眠り猫」、「逆柱」のある「陽明門」、その「陽明門」の前だけでなく各所にあるという「パワースポット」、6月に紹介したものと同様の「鳴き龍」、2月に紹介した「かずら橋」と三大奇橋の一つを競っているという「神橋」等、いろいろ挙がるかと思います。

写真は、その「神橋」から参道を登ると見える、滝のそばにあった石碑を撮影したものです。石碑には「長さか瀧」とあり、何か縁を感じます(笑)。この滝は小さなものですが、日光には有名な「華厳の滝」をはじめ大小無数の滝があります。いろいろ探してみるのもいいかもしれませんね。ここでは、定番の「ゆばそば」をいただきました。もちろん、刺身等でいただく「生ゆば」もお勧めです。

ここからは商標のお話です。「日光東照宮」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。なお、「日光東照葵」(登録第2529315号)や「日光東照三猿」(登録第3015050号)等の商標については、菓子等の分野で登録されています。

今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、「柱」を取り上げたいと思います。「柱」といえば、一般的な「建材」ですが、商標の世界では、金属製の柱を「金属製品」の分野、それ以外の柱を「建材」の分野に、まずは大きく分類します。そして、「建材」の分野の中でも、プラスチック製なのか、セメント製なのか、木製なのか、石製なのか、ガラス製なのか、原材料が問われます。例えば、前半に出てきた「逆柱」は、石製に見えますが、ケヤキ材のものに胡粉という顔料を塗っているようですので、「建材」の分野の中でも、「木製の柱」に分類されるでしょう。

このように商品やサービスには細かい決まりがありますので、気をつけましょう!
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2013年08月「施設に関連するサービス」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。8月は「金沢」(石川県金沢市)です。金沢といえば、「金沢城」(別名:尾山城)、その庭園だった「兼六園」といった歴史的建造物も多いですが、「金沢21世紀美術館」をはじめとする美術館・博物館も多く、文化を感じさせてくれるところです。

金沢尾山神社写真は、金沢城跡を整備した「金沢城公園」の西側にある、「尾山神社」の神門を撮影したものです。この神社は加賀百万石で知られる加賀藩の藩祖「前田利家」を祭っています。ちなみに、写真の神門について、最上階にある避雷針は日本最古のもので、同じく最上階にある窓はステンドグラスとしてその明かりが灯台のような役割を果たしていたといわれています。金沢は、京都、松江とともに日本三大菓子処とされており、その他名産品が数多く存在します。生鮮食料品が中心ですが、金沢城公園の北側に「近江町市場」という市場があり、そこに立ち寄ってみれば、いろいろ名産品が見つかりますので、お勧めのスポットです。

ここからは商標のお話です。「近江町市場」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。生鮮食料品のほか、飲食店の分野等で商標登録されています(登録第4999876号、登録第5065082号)。

今月も、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、「庭園」等の前半に出てきた「施設に関連するサービス」を取り上げたいと思います。具体的には、「庭園」、「美術館」、「博物館」、「公園」の4つに関するサービスです。これらのうち、「美術館」と「博物館」は一つのサービスにまとめられますが、「公園」は用途によって別サービスになる可能性があります。例えば、「庭園の提供」、「美術館・博物館の提供」、「運動公園の提供」、「娯楽公園の提供」というようにサービスを指定することになります。この場合、例示として挙げたものとサービスの数は、結果的に4つと一致しました。実は、サービスの数が重要になる場面もあり、機会があれば今後ご紹介したいと思います。

商品やサービスには細かい決まりがありますので、気をつけましょう!
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2013年07月「漬物に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。7月は「平城宮跡」(奈良県奈良市)です。1998年に「古都奈良の文化財」ということで東大寺等と一緒に世界遺産として登録されています。3年ほど前に平城遷都1300年祭が行われ、その際に第一次大極殿(だいごくでん)も復元されました。この大極殿では、即位の礼等、当時の朝廷の重要な儀式が行われたようです。

大極殿内高御座-平城宮跡)写真は、その大極殿内に設けられた高御座(たかみくら)を撮影したものです。高御座(たかみくら)は、いわゆる玉座のことで、復元されたものとはいえ、歴史ロマンを感じさせます。奈良と言えば、奈良漬を思い浮かべる方もいらっしゃると思いますが、経緯はともかく、せんとくん、まんとくん、なーむくんの3大キャラクターのグッズもお土産にいいかもしれませんね。

ここからは商標のお話です。「平城宮」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。菓子の分野で商標登録があります。他に「平城京」でも食品やアルコール飲料の分野で商標登録があります。

そして、先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半に出た奈良漬にちなみ「漬物に関連する商品」を取り上げたいと思います。「漬物」の分野がありますので、間違うことはないと思いますが、「菓子」の分野に分類される「砂糖漬け」という商品があります。「砂糖漬け」は「果実・野菜・豆などを高濃度の砂糖に漬けること。また、その食品。ブンタン・フキ・アンズ・ショウガなどの砂糖漬け、甘納豆など。」(大辞泉)で、必ずしも菓子とは言えないわけです。そこで、単に「砂糖漬け」と指定すれば、「菓子」の分野の商品を選んだことになり、「砂糖漬けした果実」のように指定すれば、「漬物」の分野の商品を選んだことになります。

あまり釈然としないかもしれませんが、商品やサービスを指定する際は、微妙な表現の違いで使い分けがされていますので、気をつけましょう!
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2013年06月「アクセサリーに関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。6月は「石見銀山」(島根県大田市)です。最近も富士山や鎌倉について世界遺産に関するニュースがありましたが、この「石見銀山」は2007年に世界遺産に登録されています。その名の通り、銀が採掘されていたわけですが、それも江戸末期までで、その後は銅の採掘が試みられたものの、昭和初期には閉山したようです。「間歩」と呼ばれる坑道が500以上確認されており、その規模が伺えます。現在は、世界遺産センターからツアー(事前予約要)で向かう「大久保間歩」、大森代官所跡から徒歩で向かう「龍源寺間歩」が見学可能な坑道です。

鳴き龍-石見銀山その大森代官所跡近くにある城上神社(きがみじんじゃ)で、拝殿天井に「鳴き龍」が描かれているのを見つけましたので、撮影しました。「鳴き龍」は、絵の下で手を叩くと、その叩いた音が反響し、あたかも龍が鳴いているように聞こえることから呼ばれるようになったものです。迫力がありますね。ここでは、「代官そば」というそば料理をいただきました。場所柄、郷土料理の出雲そばと同様の割子そばが味わえます。

ここからは商標のお話です。「石見銀山」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。アルコール飲料の分野で地元企業の方が、アルコール飲料以外の飲食料品の分野で大田市が登録しています。

そして、先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、「銀」にちなみ「アクセサリー」に関連する商品を取り上げたいと思います。よく「アクセサリー」のことを「貴金属」といいますが、単に「貴金属」を指定すると、金の延べ棒のようなものを選んだことになってしまいます。「ブローチ」のように、きちんと表現した方が誤解されずに済みます。もっとも、「ブローチ」も身体を装飾するためのものか、被服を装飾するためのものかで分類が変わります。このあたりの線引きは難しいですので、専門家に相談した方が無難かもしれません。

いずれにしても、「アクセサリー」に関連する商品を指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2013年05月「鰻に関連する商品やサービス」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。5月は「成田山」(千葉県成田市)です。正式名称は「成田山新勝寺」で、1000年以上の歴史のあるまさに由緒正しき寺院といえるでしょう。「成田山」といえば、歌舞伎を思い浮かべる方もいらっしゃるのではないでしょうか? 現在、新しい歌舞伎座でこけら落とし公演が行われていますが、市川團十郎一門の屋号である「成田屋」は、この「成田山」に由来し、参拝客の増加につながったともいわれています。加えて、1月に紹介した川崎大師と同様、JR成田線や京成電鉄本線も、参拝客のための鉄道として発展したようで、「成田山」は日本で一、二を競う初詣先になっています。

ちなみに、写真は開基1070年を記念して2007年に完成した「成田山新勝寺総門」を撮影したものです。大きな参道として、表参道、新参道、電車道の3つがあり、そのうち表参道には、多くのお店が並んでおり、特に鰻屋が多いのが印象的です。鰻の産地だったのかもしれませんね。

ここからは商標のお話です。「成田山」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。登録の数としては3件、14の分野にわたって登録されています。

そして、先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にも出てきた「鰻」です。単に「鰻」を指定すると、生きているものを除くが、調理前のものとして取り扱われます。つまり、そのような「鰻」の分野、生きている「鰻」の分野、「蒲焼」や「鰻丼」のような調理したものの分野、鰻料理を提供する飲食店業の分野等、「鰻」は様々な分野に分類されています。ちなみに、「うなぎパイ」は、菓子の分野で商標登録されています(第2719548号等)。この「うなぎパイ」は「うなぎ骨粉」を混ぜた菓子ですが、その「うなぎ骨粉」もまた異なる分野に分類されており、奥が深いです。

「鰻」に関連する商品やサービスを指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2013年04月「電話機に関連する商品」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。3月は「熱海」(静岡県熱海市)です。「熱海」といえば「熱海温泉」。寂れた感もありましたが、昨今の温泉ブームに乗って徐々に回復傾向にあるようです。近くにある「熱海城」からは熱海市街が一望できます。実在した城でなく、50数年前に建てられた観光施設である点が少し残念ですが(笑)。

写真は、熱海七湯という源泉の一つとして復元された「大湯間欠泉」のそばにある、これまた復元された「日本初の電話ボックス」を撮影したものです。なぜこのようなものがあるのかというと、「熱海」が市外通話発祥の地だからです。1899年(明治22年)に東京-熱海間で電話回線が敷かれたとのこと。歴史を感じますね。

市外通話発祥の地-熱海ここからは商標のお話です。「熱海温泉」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。地域名と一般的な商品名・サービス名を組み合わせたものは通常登録されないのですが、平成18年からスタートした地域団体商標制度を利用して特別に登録されたものです(第5377749号)。

先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にも出てきた「電話」です。特に、「スマートフォン用ケース」を始めとする電話機に関するグッズは、明快といえば明快なのですが、すべて電話機の部品・付属品として取り扱われます。そのため、電話機の部品・付属品以外の用途が考えられるものは、要注意です。例えば、「携帯電話機用ストラップ」です。「携帯電話機用ストラップ」のほか、「キーホルダー」や「根付」ともいえる場合は、「携帯電話機用ストラップ」だけを選んでも万全とはいえません。

商品やサービスとして電話機に関するグッズを指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2013年03月「茶と清涼飲料」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。3月は「南京町」(兵庫県神戸市)です。「南京町」は日本の三大中華街の一つですが、その規模の小ささにびっくりされると思います。もっとも、「南京町」の外にある中華料理店も多く、また関帝廟のような華僑関連施設も1キロ以上離れた場所にあることを考慮すれば、中華街そのものが地域に溶け込んでおり、「南京町」は単に象徴にすぎないのかもしれません。

写真は「南京町」の東側にある「長安門」という門で、他に西側や南側にも門があります。中華街といえば、中華まんじゅうやゴマ団子等の飲茶を楽しむイメージですが、ゆっくり「茶」を楽しむのもおススメです。ウーロン茶、プーアル茶、ジャスミン茶だけでなく、いろいろな「茶」に巡りあえるでしょう。

神戸中華街長安門ここからは商標のお話です。「南京町」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。飲食関連やイベント関連等の4分野にわたり、地元商店街によって登録されています(第4020808号、第5193188号、第5428267号)。

先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にも出てきた「茶」です。お茶が入ったペットボトルや紙パック等の容器には「清涼飲料水」と書かれていると思いますが、商標の世界には「清涼飲料」という似て非なる表現があります。この「清涼飲料」には「炭酸飲料」や「ミネラルウォーター」くらいしか含まれていません。それでは、ペットボトルや紙パック等の容器に入ったお茶がどこに分類されているかというと、何と「茶」なのです。「茶」には、加工済みの茶葉だけでなく、茶飲料も含むとされています。ちなみに、加工前の茶葉を意味する「茶の葉」というものもあります。

商品やサービスとして「茶」を指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2013年02月「そばの麺と調理済みのそば」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは各地のスポット紹介から。2月は「大歩危峡」(徳島県三好市など)です。「大歩危峡」は「おおぼけきょう」と読む峡谷で、近くにある「小歩危峡」と合わせ、「大歩危・小歩危(おおぼけ・こぼけ)」と呼ばれることが多いようです。その綴りから、「大股で歩くと危険」・「小股で歩くと危険」だからという由来が説明されることもありますが、断崖を意味する「ほけ」という古語から来ているそうです。

写真は明治時代から始まったという遊覧船からの風景です。まさに断崖絶壁という感じで、斜めに削られて峡谷ができた経緯が伺えます。ここでは、地元の川魚や祖谷そばをいただいてみてはいかがでしょうか? 「祖谷」は「いや」と読みます。徳島県三好市にある川や山の名称で、かずら橋が有名です(本当に揺れます。)。平家の落人伝説があるくらい秘境なのですが、最近は開発も進んでいるようですので、早めに訪れた方がいいかもしれないですね。

2月(大歩危峡川下り)ここからは商標のお話です。「大歩危峡」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。現在は商標登録されてはいないようです。ちなみに、「大歩危祖谷温泉」(第5405338号)等、「大歩危」の文字を含む形での商標登録はあります。

先月に引き続き、商標登録をする際に指定しなければならない、商品やサービスについてご紹介します。

今回は、前半にも出てきた「そば」です。実は、きちんと調理をしなければならないものなのか、そのまま又は温める程度で食べられるものなのかで、変わってくるのです。「そばの麺」の表現だと含むのは前者だけで、「調理済みのそば」のような表現もあわせて指定しておかないと後者を含まないことになってしまいます。特に冷凍食品やレトルトパウチされたものをお考えの方は参考にしていただければ幸いです。

商品やサービスとして「そば」を指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2013年01月「のど飴とせき止め飴」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

今年は各地のスポットを紹介していこうと思います。1月は「川崎大師」(神奈川県川崎市)です。川崎大師は通称で、お寺の名前としては「平間寺(へいけんじ)」のようです。場所は、川崎大師駅から仲見世通りを経由して徒歩約10分のところ。参拝客のための鉄道が発展して今の京浜急行電鉄になったということからも、初詣で参拝される方が多いのではないでしょうか?

写真は扁額がよく見えるような構図で大本堂を撮影したものですが、何と書いてあるかはちょっと読めないですね。仲見世通りでは、各種お土産に目移りするかもしれません。久寿餅やのど飴が有名ですが、せんべいが私のお気に入りです。中でも「大師巻」という海苔巻せんべいは、細長いせんべいの全面に海苔を巻いたもので、おいしく頂戴しました。

川崎大師大本堂ここからは商標のお話です。「川崎大師」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。「川崎大師」で10件、「川崎大師平間寺」で2件、約20の分野にわたって、お寺が登録しています。

ところで、商標を登録する際は、その商標をどの商品やサービスに使用するのか、必ず指定しなければなりません。今年はそのような商品やサービスについてあわせてお話したいと思います。

例えば、前半に出てきた「のど飴」は、商標の世界では「菓子」に分類されることになっています。ところが、「せき止め飴」は、商標の世界では「薬剤」に分類されることになっています。現実には、薬剤なのに「のど飴」と呼ばれていたり、薬剤でないのに「せき止め飴」と呼ばれていたりすることもあるわけです。

商品やサービスとして「飴」を指定される際は、こういった点にも気をつけましましょう!
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2012年12月「権利を維持するには」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。12番目でとりをつとめるのは、松山城(愛媛県松山市)です。松山市はテレビドラマ「坂の上の雲」で舞台の一つとなる場所であり、ドラマの導入部分にも松山城の天守閣が出てきます。その天守閣は江戸時代末期に再建されたもので、現存天守の中では最も新しいといわれています。松山城は日本三大平山城の一つで壮大感がありますが、標高が130mを超えており、ロープウェイで向かうのが無難かもしれません。ちなみに、本丸広場までは車椅子の方も登れるようです。

松山といえば、前出のドラマにも出てくる秋山兄弟・正岡子規・夏目漱石をはじめとする偉人、映画「千と千尋の神隠し」に出てくる湯屋のモデルともいわれる道後温泉本館をはじめとする観光スポットで有名なところですね。お土産としても、「坊っちゃん団子」「タルト」「母恵夢(ポエム)」等、数多くの銘菓があります。

松山城ここからは商標のお話です。「松山城」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。1968年にお酒の分野で登録されています(登録第783877号)。今まで紹介したお城にまつわる商標は、お酒あるいはお菓子の分野での登録が多かったですね。

一年間、遠いようで身近な商標についてご紹介してきましたが、そのような商標の権利を維持するのも重要なことです。特許庁の審査で許可が下りれば、自動的に商標登録されるわけではありません。まずは登録料を納付する必要があります。そして、商標登録を更新する際も、更新登録料の納付が必要です。

こう考えると、料金の納付時期に気をつけていればよさそうですが、もう一つ気をつけておきたい点があります。それは、「普通名称化」です。例えば、「うどんすき」は商標登録されていますが、いろいろな業者に使用された結果、誰の商標か分からない状況になり、誰でも使える名称(=普通名称化)になってしまっています。

商標は使用してこそ価値が出るものですが、普通名称化しないよう、登録されていることをアピールしつつ使用してきましょう!
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2012年11月「商標登録しなくてよいマークは?」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。11番目は、宇和島城(愛媛県宇和島市)です。築城の名手として有名な藤堂高虎も改築者の一人で、伊達政宗の長庶子である秀宗から始まる宇和島藩の藩庁が置かれたお城です。現在の天守閣は江戸時代中期に完成したようです。このお城のふもとには、大津事件時の大審院院長(現在の最高裁判所長官)として有名で、関西法律学校(現在の関西大学(ちなみに母校です))の創立にも携わった、児島惟謙先生の銅像が立っています。天守閣までは険しいルートと比較的緩やかなルートの2つがあります。前者の険しいルートは一気に登れますが、それだけ体力も消耗しますので、水分補給等の対策は忘れずに。天守閣に入ると、現存するもので唯一といわれる障子戸が残っており、また平山城特有の眺めの良さも堪能できます。

宇和島といえば、前出の伊達秀宗が生産させたのが始まりとされる「じゃこ天」、「うわじま牛鬼まつり」といったお祭りがあるように「牛鬼」関連グッズ、「闘牛」が盛んなことから「闘牛饅頭」といったお菓子もありますね。

宇和島城ここからは商標のお話です。「宇和島城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。残念ながら、現在登録されている商標はないようです。

今月は、商標登録しなくてよいマークがあるか、探ってみます。そもそも商標として成立しないものは別として、表に出ないマークはどうでしょうか? 例えば、「大日本除虫菊株式会社」(蚊取り線香等のブランドとしておなじみの「金鳥」(商標登録第348367号)の製造販売元)のように、社名と異なるブランド名を表に出している場合の社名です。そのようなマークであれば、商標登録しなくてよいと言えるでしょう。

もっとも、表に出ないマークであってもあえて商標登録し、そのマークを大切に扱うことで、社内のモチベーションアップを図ろうという考え方もあります。

知る人ぞ知るマークにとどめておきたいというのでもない限り、事業を拡大する方向でお考えの方は、マークを積極的に商標登録された方がよいでしょう!
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2012年10月「コントロールする権利?」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。10番目は、高知城(高知県高知市)です。初めてお城の模型を作ったのも、学生時代の共同制作で作ったのも、このお城で、個人的に感慨深いです。本丸の建物が全て現存しているお城として有名で、城主の日常生活の場である本丸御殿から天守閣に入る構造となっています。現在の天守閣は江戸時代中期に再建されたようですが、このお城を築いたのは、山内一豊。2006年大河ドラマ「功名が辻」の主人公の一人ですので、ご存知の方も多いかと思います。ちなみに、城内には一豊とその妻・千代の銅像が立っています。高知城までは、ヨーロッパで実際走行していた車両もある、路面電車で行くのが最も便利。もし、日曜日であれば、高知城の手前1キロにわたって市が開催されますので、JR高知駅から散策しながら向かうのもお勧めです。

高知といえば、最近は食べる生姜が一押しですが、やはりカツオ料理。食べるならカツオのタタキ、お土産なら生節はいかがでしょうか?

高知城ここからは商標のお話です。「高知城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。残念ながら、現在登録されている商標はないようです。ちなみに、「功名が辻」は18分野で商標登録されています(登録第4838969号、登録第4845150号、登録第4859220号、登録第4875321号)。

話は変わって、商標権は、誰からも文句をいわれないよう、マークを独占するためだけの権利と思っていませんか? マークを独占しても、自分だけで広めるのは至難の業。マークが広まらなければ、何のための権利か分からないでしょう。

本当のところ、商標権は、変な形でマークが広まらないよう、市場をコントロールするための権利でもあるのです。つまり、商標登録をすれば、第三者にライセンスを与えられますので、「こんな感じでマークを使ってね」と自分の意図どおりにマークを広めてもらい、全体として利益向上につなげることも可能になります。

商標権は、ライセンスを含め、事業ツールとしての一面がありますので、積極的に活用しましょう!
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2012年09月「手続きの過程で心がけること」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。いよいよ四国のお城です。9つめは、丸亀城(香川県丸亀市)です。天守閣は江戸時代初期に完成したようで、現存12城の中では最も小さいかもしれません。お城の片隅に天守閣がありますので、やぐらを天守閣に見立てた感じで、むしろ石垣の方が壮大と言えます。お城は丸亀駅からも望めますので、気軽に行けそうに思えますが、天守閣までは意外と歩きますし、急な坂にも要注意です。

丸亀といえば、うちわ、そして「丸亀製麺」を思い浮かべる方もいらっしゃるでしょう。「丸亀製麺」に関しては丸亀市が発祥というわけではなさそうですが、丸亀市が讃岐うどんの聖地の一つであることに変わりありません。一度足を運んでみられてはいかがでしょうか?

丸亀城ここからは商標のお話です。「丸亀城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。残念ながら、現在登録されている商標はないようです。ちなみに、「丸亀製麺」に関する商標は4つ登録されています(登録第4863092号、登録第5310243号、登録第5358052号、登録第5430147号)。

話は変わって、表題の「手続きの過程で心がけること」について、商標を登録しようと、願書を提出した後のことを少しお話しいたします。まず、長丁場ということを認識していただければと思います。商標出願は毎年10万件以上あり、それなりの事情がなければ審査に6か月程度かかります。また、商標出願の前に、同じような商標が登録されていないことも確認されていると思いますが、それは登録要件の一つに過ぎません。思わぬ理由で登録できないと担当審査官から指摘されることもあります。そのような場合、さんざん待たされてなどと感情的にならないように。

商標出願の手続きにはいくつか山場があり、事前準備はもちろん、その過程をどのように乗り切るかも重要なのです。

担当審査官をコントロールするつもりで冷静な対応をこころがけ、登録まで導きましょう!
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2012年08月「インターネットから得られる情報」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。8つめは、松江城(島根県松江市)です。天守閣は江戸時代初期に完成したようで、お城の一角ではなく、天守閣内部に井戸がある珍しいお城です。また、お堀が宍道湖につながっていることもあり、日本三大湖城の一つといわれています。若干建物が邪魔に感じられるかもしれませんが、天守閣から宍道湖をのぞむことができます。

お昼は松江市の郷土料理でもある「蒸しずし」をいただき、おやつは抹茶ゼリー・アイスクリーム等を組み合わせた「不昧公」というネーミングの和風スイーツをいただきました。「不昧公」は松江藩七代目藩主の雅号で、彼の愛した銘菓が「不昧公御好み」として伝えられており、松江市はまさにスイーツの街という感じがしますね。

松江城ここからは商標のお話です。「松江城」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。文字自体は少しデザイン化されていますが、予想通りにお菓子の商標です(登録第410160号)。登録日が昭和27年4月2日ですので、60年以上も登録されている商標です。

話は変わって、表題の「インターネットから得られる情報」について商標登録の観点から少し考えてみたいと思います。商標登録するには、特許庁へ出願(申請)することになりますので、特許庁関連のサイトを見れば、何か得られそうです。そこからは願書のひな型を入手したり、他人の登録例を確認したりすることができるでしょう。ただし、どのように出願(申請)するのが自分にとって最適なのか、という情報までは得られません。

もう少し言えば、商標を願書のどの項目に記載すればいいかという情報は得られますが、どのような商標を登録するのが自分にとって最適かという情報はどこにもないのです。私もインターネットで発信できる情報には限界があり、お客様との面談を通じて個別具体的にアドバイスすることを心がけています。

インターネットから得られる情報はごく一部ということを肝に銘じておいた方がいいでしょう。
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2012年07月「キャラクター名 特許」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。7つめは、備中松山城(岡山県高梁市)です。現在の天守閣は江戸時代に入ってから完成したといわれていますが、お城自体は鎌倉時代から存在していたようです。日本三大山城の一つであり、天守閣を目指すには、山登りと思ってそれなりに準備しておいた方がいいでしょう。頂上、すなわち天守閣から眺めは格別ですが、ふもとの街並みは本当に小さく見える程度です。その町並みに流れる紺屋川周辺は日本の道100選にも選ばれているとか。ふもとも含めて一つの城を構成していたらしく、その壮大さが伺えます。

下山した後は、武家屋敷や各種資料館を巡りつつ、地元の魚料理屋さんでお昼をいただきました。お土産としては柚餅子と書いて「ゆべし」と読む柚子を使った和菓子が有名なようです。ちなみに、岡山県のお菓子では「吉備団子」や「大手まんじゅう」も個人的に好きです。

備中松山城ここからは商標のお話です。「備中松山城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。上記で挙げた各種お菓子も現在は商標登録されていないので、商標専門弁理士としては少しさみしい気もしますね。

ところで、表題の「キャラクター名 特許」は、インターネット上の検索エンジンで検索候補として表示されるものです。特許は技術に対して認められるものですのでネーミング技術を探しての検索か、はたまたキャラクター名を保護するのは特許かなと考えての検索か??? いずれにしても、「商標登録」という言葉が浸透するにはまだまだ時間がかかりそうです。

でも、ここまで読まれた方は、名前も「商標登録」で保護するという知識を得ていただいたのではないかと思います。キャラクター名だけでなく、社名・店名・サイト名・商品名・サービス名などなど。

探してみると、商標登録しておきたい名前が意外と出てくるかもしれませんよ!
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2012年06月「球団と経営」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。6つめは、姫路城(兵庫県姫路市)です。天守閣は江戸時代に入る前後に完成したといわれていますが、お城自体は室町時代から存在し、要衝だったようです。姫路城といえば世界遺産であり、天守閣も時代劇等でたびたび登場するため、日本で最も有名なお城ではないでしょうか? もっとも、現在は大改修中です。2015年までということですから、待ち遠しいですね。

私自身の実家が兵庫県にありますので、いろいろ名産品を紹介したいところですが、姫路でも製造されている「いかなごのくぎ煮」を挙げたいと思います。小魚の佃煮で、春になると実家から送ってもらうこともあります。ちなみに、「くぎ煮」は、一般的な名称になった感がありますが、水産物の佃煮についての登録商標(第1988658号)です。

姫路城さらに商標のお話です。「姫路城」は商標登録されているでしょうか?

答えはYES。文字だけの商標としてはお酒についての登録商標(第1717656号)、図形との組み合わせの商標としては菓子についての登録商標(第431128号、第1824883号)があります。現在の登録番号は550万番台ですが、40万番台のは1953年、170万番台のは1984年、180万番台のは1985年に登録されたものです。結構、歴史のある登録商標ですね。

ところで、先月に大リーグ観戦しました。オーナー不在になったエクスポズの後継球団「ナショナルズ」のホームゲームです。試合前にインタービューを受けたファンの映像を流して拍手でベストファンを選んだり、歴代大統領の着ぐるみレースがあったりとファンをつなぎとめる経営努力が垣間見えました。

経営努力といえば、日本の「ベイスターズ」も返金保証キャンペーンをうっていましたね。ファンに喜んでもらえるだけでなく、生の声を一気に集め、グッズ等の売上も一定確保できるため、メリットは大きいと思います。ちなみに、私たちの業界でも返金保証を採用する方がいます。もっとも、何かあったら返金で対応終了と受け取られかねないので、親身な対応を信条とする方には不向きです。

返金保証をなぜ採用するか、業界ごとに目的を確認した方がよさそうですね!
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2012年05月「ゴールデンウィーク」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。5つめは、彦根城(滋賀県彦根市)です。天守閣は1606年と江戸時代に入ってから建造されたようです。豊臣秀吉が初めて城持ちになったお城として知られる長浜城を移築したのが彦根城だと思っていましたが、天秤櫓などの一部だけらしく、天守閣自体は京極高次の居城だった大津城の移築と伝えられています。浅井長政の居城だった小谷城や石田光成の居城だった佐和山城から移築したものもあるようで、コラボの城といったところでしょうか? ご当地キャラクター「ひこにゃん」といい、いろいろなものを取り入れるのがうまい土地柄なのかもしれませんね。

「ひこにゃん」グッズも購入しつつ、滋賀県ならば「近江牛」と、お昼は「牛肉鉄火丼」をおいしくいただきました(お店によると思いますが、ローストビーフを丼にした感じでした)。

彦根城ここからは商標のお話です。「彦根城」は商標登録されているでしょうか?

答えはNO。ひょっとしたら、過去には商標登録されていたのかもしれませんが、現在は存在しません。もちろん、今から商標登録できるかは別の話です。

ところで、この時期はゴールデンウィークですね。5月1日と2日を休めば9連休の方も。私はというと、官公庁が暦通りですので、少なくとも5月1日と2日は通常業務ですが、お客様にはご迷惑にならないよう、連休前後は不要不急の連絡を避け、余裕を持った対応につとめたいと考えています。

ちなみに、「ゴールデンウィーク」が商標登録されていることはご存知ですか? 登録番号は第4824147号で、2004年12月10日の登録ですので、比較的最近の登録商標といえます。注意したいのは、あくまでも保険等のサービス名として商標登録されており、「ゴールデンウィーク」という言葉が一般的に使えなくなったわけではありません。

商標は事業予定の範囲内でしか登録できないということはポイントの一つですので、おさえておきましょう!
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2012年04月「商標登録されていますか?」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。4つめは、丸岡城(福井県坂井市)です。天守閣は1576年に建造されたといわれており、それが正しければ現存最古の天守閣ということになります。

このお城までは最寄り駅から徒歩で1時間近くかかることもあり、鉄道を使ってというよりは、 車で訪れる方が多いようです。城のふもとには地元のそば粉を使ったそば打ち体験もできるそば屋があり、賑わっていました。「越前おろしそば」をいただきたかったのですが、おやつどきということもあり、 季節限定の「さくらソフト」というソフトクリームをいただきました。「そばソフト」を筆頭に、各種変わったソフトクリームがそろっていますので、いろいろ楽しめますよ。

ここからは商標のお話です。
「丸岡城」は商標登録されているでしょうか?丸岡城

答えはYES。またもやお酒の名前としての登録です。全てのお城が商標登録されているわけではないので、3回連続同じ分野での登録は偶然でしょう。登録番号は第2437418号、平成4年7月31日に登録されていますので、 平成に入ってからの登録という意味で比較的新しい権利ですね。

ところで、4月は年度初め。新たに事業を始められた方もいらっしゃるのでしゃないでしょうか? 商標の観点から一つアドバイスです。出店契約まであと一歩というところで「商標登録されていますか?」と聞かれることがあります。

出店を受け入れる側としては、商標のトラブルに巻き込まれたくないもの。ネットモールの事例ですが、運営者側にも商標権侵害について一定の責任があるとの判断が今年の2月に出ており、 事業が軌道に乗ってから商標登録と思っていると、商標登録していないがために出店を見合されることもあり得るのです。

実は、商標登録の平均審査期間は約6か月。すぐに商標登録が得られるわけではないので、やはり早めの検討がポイントです!
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2012年03月「商標登録とワクチン」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。3つめは、犬山城(愛知県犬山市)です。天守閣は室町時代から建造されていたみたいですが、現在のような姿になったのは江戸時代に入ってからのようです。川沿いの丘にありますので、少し登る必要がありますが、そのたたずまいから、中国四大奇書の一つである三国志演義にも出てくる「白帝城」にたとえられています。

犬山のグルメと言えば、串物でしょう。愛知県ということもあり、「みそでんがく」に「菜飯」をセットにした定食をおいしくいただきました。同じ串物でも、最近はトーストの串やケーキの串もあるみたいですよ。

ここからは商標のお話です。
「犬山城」は商標登録されているでしょうか?犬山城

答えはYES。前回に引き続きお酒の名前としての登録です。登録番号は第1610963号、昭和58年8月30日登録です。ちなみに、「犬山城天守閣」とまでいけば、お菓子の名前として商標登録されています(登録第4296642号、平成11年7月16日登録)。

ところで、この季節、インフルエンザも収まりつつあると思いますが、みなさんは毎年ワクチンを受けていますか? お子さんがいらっしゃる方は恒例行事となっているかもしれませんね。ワクチンを受けたからこそ病気にならなかったのに、結果として病気にならなかったらもったいなかったと考えてしまう。そんなことってありませんか? ワクチンのありがたみがなかなか伝わらない要因の一つだと思います。

実は、商標登録も同じ。商標登録を受けたからこそトラブルに巻き込まれなかったのに、結果としてトラブルに巻き込まれなかったらもったいなかったと考えてしまう。おっと、商標のトラブルはお金で解決できるとは限らないことを肝に銘じておくべきです。

同じ受けるなら、商標登録もワクチンも早め早めがポイントでしょう!
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2012年02月「そもそも商標って?」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。2つめは、松本城(長野県松本市)です。天守閣の建造年は諸説ありますが、安土桃山時代末期から江戸時代初期にかけて建造されたようです。松本城といえば赤い橋というくらい、埋の橋(埋門から途中で折れ曲がった朱塗りの橋)からの風景が撮影ポイントですが、月見櫓が見える反対側からの風景も撮影されてはいかがでしょうか?

あと、せっかく松本まで来ましたので、「信州そば」をおいしくいただきました。大通りにあるお店でもいいのですが、路地裏にあるお店も侮れません。散策しながら直観的に選んだお店で、意外な「信州そば」に出会えるかもしれませんよ。

ところで、「松本城」は商標登録されているでしょうか?松本城

答えはYES。「弘前城」に続き、お酒の名前としての登録です。登録番号は第1310999号。いつ登録されたかというと、昭和52年11月14日ですから、34年以上も前ですね。

もう少し商標のお話です。前回は商標登録した場合の表示についてお話ししましたが、そもそも商標って何でしょうか? 「商(あきない)の標(しるし)」と考えれば分かりやすいかもしれません。

あきない(ビジネス)の場面ではいろいろなしるし(マーク)を見つけることができます。商品名・サービス名・会社名・店名・サイト名といった文字はもちろん、キャラクターのような図形や、店頭にある人形のような立体物も、そうです。

みなさんも「商(あきない)の標(しるし)」を探してみましょう!
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2012年01月「商標登録の表示は?」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、現存天守12城の紹介から。トップバッターは、弘前城(青森県弘前市)です。桜が映えるお城で、天守閣は1810年に建造されたと言われています。ゴールデンウィーク中に開催される弘前さくらまつりの際、立ち寄ってみてはいかがでしょうか?

あと、弘前では「けの汁」をおいしくいただきました。「けの汁」とは細かく刻んだ野菜などを入れて味噌などで味付けした汁で、「かゆの汁」がなまったと言われています。細かく刻んだ野菜を米に見立てたのでしょう。お店によっても具や味に違いがありそうですね。

ところで、「弘前城」は商標登録されているでしょうか?弘前城

答えはYES。もっとも、お酒の名前としての登録です。登録番号は第929806号。いつ登録されたかというと、昭和46年9月17日ですから、私より年齢は上ということになります。

もう少し商標のお話です。Ⓡ・TM・Ⓒといった表示を見たことはありませんか? Ⓡは米国法に基づく商標登録表示、TMは「商標」だと思うものに付ける表示、Ⓒは「Ⓒ長坂剛人2011」のように著作権者名・最初発行年とともに表示してはじめて著作権表示と認められるものです。

日本で商標登録しているものは「登録商標 第○○○○○○○号」のように表示するのが正式ですが、日本法では表示が義務づけられてはいません。

日本で商標登録していることをアピールするなら、せめてⓇは付けておきましょう!
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2011年12月「自己紹介」

こんにちは! 商標専門弁理士の長坂です。

まずは、自己紹介させてください。昭和49年米国カリフォルニア州生まれの37歳独身です。現在は、会社名・商品名・キャラクター等、商標を登録するお手伝いを仕事にしています。

趣味は旅行。国内の隠れた名品探しも目的に、毎年2~3の城下町を巡っています。城と言えば、現存天守12城をご存知でしょうか? 修復等を経て現在まで残った天守閣のある日本の城で、私も約5年かけて巡りました。ちょうど12城ありますので、1年目はそれらも紹介しながら、商標のお話をしたいと思います。

「商標・意匠」しくみと手続きはじめての一冊ちなみに、商標については、10月5日に、『ストーリーでわかる「商標・意匠」しくみと手続き はじめての一冊』(同文舘出版/1,575円)という書籍を出版しました。書店や図書館で見かけましたら、ぜひ覗いてみてください。

「商標って何?」「商標を登録しないと、どう困る?」「商標を登録すると、どんないいことがある?」「商標を登録するには、どんなことをすればいい?」などなど。本コラムでは、書籍よりも噛み砕いてお話をする予定です。

せっかくですので、「このお城の名前は商標登録されているのか?」といったお城に関する商標の話も交えつつ、商標をもっと身近に感じていただけるよう頑張ります。次回からお楽しみに。

どうぞよろしくお願いします!
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